症例ブログ
腱鞘炎について
腱鞘炎とは|五反野たいよう鍼灸整骨院
腱鞘炎とは、手や腕の動作を行う際に使われる腱鞘(けんしょう)と呼ばれる部位の炎症を指します。腱鞘とは腱を覆う薄い筒状の組織であり、腱がスムーズに動くように摩擦を減らす役割を果たしています。
腱鞘炎の症状|五反野たいよう鍼灸整骨院
腱鞘という組織は身体にいくつかありますが、症状が発症しやすい手首や手指について述べていきます。
腱鞘炎は親指→手首→中指→薬指の順で発症しやすく、特に親指はドゥケルバン病という別名があるくらい有名な症状となっています。
腱鞘炎で発症しやすい症状を述べていきます。
痛み: 炎症した腱鞘周囲での痛みが主な症状です。この痛みは、特に炎症をおこしている組織に関連する動作や圧迫が行われたときに増すことがあります。
腫れ: 腱鞘炎では、炎症反応によって周囲の組織が腫れることがあります。腫れがある場合、関連する部位が腫れたように見えることがあります。
熱感: 炎症がある場合、関連する部位が熱く感じることがあります。この熱感は、炎症反応によるものです。
摩擦感: 腱鞘炎が進行すると、関連する腱や組織が摩擦を起こすため、動かす際に摩擦感やひりひり感を感じることがあります。
動作の制限: 腱鞘炎の症状が進行すると、関連する部位の痛みや不快感によって、動作が制限されることがあります。特に、関節を曲げたり伸ばしたりする動作が困難になることがあります。
腱鞘炎になってしまったら|五反野たいよう鍼灸整骨院
腱鞘炎の場合、発症からの日数や、症状に応じて対処法が変わってきます。
下記は症状に応じた対処法です。
・炎症期(急性期)
期間:受傷(再受傷)直後~7日程度
痛みの種類:何もしなくても痛い(安静時痛)・ズキズキ・ズンズン・動かすとピキッ、ズキッ(運動痛)
セルフメンテナンス:安静・アイシング・ストレッチ(痛みの出てない部位)
・拘縮期
期間:受傷1週間~2,3か月
痛みの種類:動かしづらい(痛い場合有)・重だるい・固まった様な感じ・つっぱる等
*症状によって様々な感覚が出現することが多い
セルフメンテナンス:アイシング・温罨法・ストレッチ・筋トレ
・回復期
期間:受傷から3か月以降
痛みの種類:基本的にそんなに痛くないが、過度な負荷や不良姿勢を長時間とると増悪する。
セルフメンテナンス:温罨法・ストレッチ・筋トレ
基本的に腱鞘炎は繰り返しの動作で発症する亜急性症状です。亜急性の症状は一時的に良くなっても繰り返し痛みが出現するのが特徴なので、痛いと感じたら悪化してしまう前に治療を開始しましょう!
腱鞘炎の治療法|五反野たいよう鍼灸整骨院
足立区五反野たいよう鍼灸整骨院での腱鞘炎の治療法として
・固定:炎症期が過ぎるまで安静にします。
・マッサージ:筋肉・靭帯・関節の組織回復をはかります。
・ハイボルト:炎症症状が強い場合に除痛に使います。
・鍼:組織瘢痕が強い場合、損傷部位が深部の場合に行います。
メインは上記の治療法で施術をおこなっていきます。その時の症状にもよりますが、いち早く回復できるよう治療方針をたてていきます。
最後に|五反野たいよう鍼灸整骨院
腱鞘炎は一度良くなっても再発してしまう可能性が高い症状です。ですが、対処が早いほうが再発と重症化が防ぎやすいので、少しでも症状が発症してきたら早い段階から治療を開始しましょう!