外傷性膝関節痛(靭帯損傷・半月板損傷)
- 運動中に転んで膝を痛めてしまった。
- 膝の関節がガクガク緩い感じがする。
- 膝の奥のほうが痛む。
- 膝の横側が痛む。
このような外傷性膝関節痛のお悩みがございましたら足立区のたいよう鍼灸整骨院までご相談下さい。
外傷性膝関節痛(靭帯損傷・半月板損傷)とは?|足立区五反野 たいよう鍼灸整骨院
外傷性膝関節痛と難しく書いてありますが、運動や日常生活中に急な方向転換や転んでしまう等をして膝を痛めてしまったことを言います。
その中でも重症度の高い、靭帯損傷・半月板損傷について書いていきます。
靭帯損傷(外側側副靭帯・内側側副靭帯・前十字靭帯・後十字靭帯)
そもそも靭帯とは、関節を構成する軟部組織の事で、骨同士に靭帯がくっつく事により関節がずれたり外れたりしないようにしている組織です。
膝関節の安定性を構築する靭帯は、膝の表面にある「外側側副靭帯・内側側副靭帯」と、膝の奥にある「前十字靭帯・後十字靭帯」。膝の運動に関わる「膝蓋靭帯」があります。
スポーツなどで転んでしまい、その靭帯を部分的に損傷することを「靭帯損傷または靭帯の部分断裂」完全に断裂してしまうことを「靭帯断裂」と言います。
部分断裂であればいわゆる「捻挫」の症状があり、完全断裂になってしまうと「捻挫+膝の安定性の欠如」が起こります。
半月板損傷
半月板とは人間の膝関節や他の関節内に存在する軟骨組織の一種です。膝関節には2つの半月板があり、内側に位置する「内側半月板」と外側に位置する「外側半月板」があります。
半月板は、膝関節における骨同士の接触面を補完し、衝撃吸収や安定性を提供する重要な役割を果たしています。特に、足をひねる動きや荷重をかける動作の際に重要な役割を果たしています。
しかし、半月板は軟骨組織であるため、加齢や怪我によって磨耗や損傷を受けることがあります。
スポーツの際に急激な動きやねじれをしたり、長期間にわたって膝に負担をかけたりすることによって、半月板の損傷が引き起こされることもあります。
半月板の損傷は痛みや腫れを引き起こすことがあり、場合によっては膝の動きに制限をもたらすことがあります。軽度の損傷は自然に治癒することもありますが、重度の損傷や慢性的な問題は適切な診断と治療が必要です。
外傷性膝関節痛(靭帯損傷・半月板損傷)の原因|足立区五反野 たいよう鍼灸整骨院
基本的には日常生活やスポーツで急な方向転換や転んでしまうなどの外傷で受傷します。
膝を捻りながら強く曲げるような複合運動での受傷が多い為、単独組織で受傷することが少なく、損傷組織が併発してしまうことが多いです。
なかでも(内側側副靭帯+内側半月+前十字靭帯)を同時に受傷してしまう症状を「不幸の三兆候」といい、発生頻度が多く治療期間が長くなる症状があります。
不幸の三兆候が起きてしまうと手術無しでのスポーツへの復帰は難しく、手術をしても長いリハビリが必要になります。
外傷性膝関節痛(靭帯損傷・半月板損傷)を放置すると|足立区五反野 たいよう鍼灸整骨院
膝の靭帯損傷や半月板損傷を放置すると、さまざまな症状や合併症が発生する可能性があります。以下に、それぞれの状態が放置された場合に起こりうるリスクを概説しますが、個々の症状は個人によって異なることを理解してください。
膝の靭帯損傷(十字靭帯や側副靭帯など)の放置
不安定性: 膝の靭帯が損傷していると、膝の安定性が低下します。日常生活やスポーツ活動中に膝が不安定に感じられることがあります。
慢性的な痛み: 靭帯の損傷により、膝に痛みが生じる可能性があります。放置すると痛みが慢性化することがあります。
骨・軟骨の損傷: 靭帯が損傷すると、膝の他の構造(骨や軟骨)にも負担がかかり、それらの損傷が発生するリスクがあります。
半月板損傷の放置
慢性的な痛み: 半月板の損傷により、膝に痛みや不快感が生じることがあります。放置すると炎症が続き、痛みが慢性化する可能性があります。
膝の不安定性: 半月板の損傷により、膝の安定性が低下する可能性があります。
関節の損傷: 半月板の損傷が周囲の組織に影響を及ぼし、関節内の他の構造(軟骨や靭帯)に損傷を引き起こす可能性があります。
放置することで症状が悪化するだけでなく、靭帯損傷や半月板損傷は自然に回復することが難しい場合もあります。治癒が期待できる初期段階での適切な治療が重要です。適切な治療には、整骨院だけでの治療は難しく整形外科医やスポーツ医などの専門家の診断と指導を受けることが必要です。治療方法には保存療法、物理療法、外科的手術などが含まれる場合があります。早めの対応が、膝の機能回復に有益です。
外傷性膝関節痛(靭帯損傷・半月板損傷)の施術方法|足立区五反野 たいよう鍼灸整骨院
受傷が軽度であればマッサージ、アイシング、包帯固定を行い経過をみますが、中等度の場合固定具を用いた固定が必要になります。
より重度になってしまうと整骨院での治療が難しく、整形外科などの病院で手術することを視野に入れ相談します。
固定具での固定や、手術後のリハビリは足立区五反野のたいよう鍼灸整骨院でも可能ですので、リハビリの為に病院に通うことが難しいようでしたらご相談ください。
Q&A(よくあるご質問)
Q:保険はつかえますか?
A:受傷してから2週間以内(痛みが強くなってからでも可能な場合有り)に来院いただければ保険での診療が可能です。
2週間以上経過してから来院されると、緊急性がない症状と判断されてしまう場合があります。痛みが出現して72時間は組織の回復力が高い為、放置しても良くなる場合がありますが、72時間経過すると組織の回復力が低下するため、3日様子をみても変わらない場合はなるべく早くご来院ください。
Q:どれくらいで治りますか?
A:損傷度合・年齢・部位・日常生活の過ごし方によって回復の個人差があります。
治療後一時的に良くなっても治っているわけでなく、痛みが軽減しているだけなのでしっかりと良くするためにはある程度、治療を継続する必要性があります。
ですが、傾向として5~10回の施術で変化がみられることが多いと思います。
Q:忙しくてなかなか通院できないのですが…
A:みなさんそれぞれお忙しいのはわかっています!ですが、痛みをしっかりと良くするためには継続した施術が不可欠です。せめて痛みのひどい時だけでも施術に来て欲しい…というのは本音ですが、それでもお時間がつくれない方には、おうちでできるストレッチ・運動療法・日常生活で気を付けることをお教えしますのでとにかく一度来ていただければと思います。